2015年に日本初演した、フィリップ・リドリー作×白井晃演出による舞台『マーキュリー・ファー』が、約7年の時を経て再演される。

　前作からキャストを一新して迎えたのは、主演作が絶え間なく続く、実力派の2人。現在、主演の大河ドラマ「青天を衝け」が放送中、昨年はブロードウェイミュージカル『プロデューサーズ』でも圧倒的な存在感を見せつけた吉沢亮、今夏に主演映画『東京リベンジャーズ』も待機中で、日頃ダンスロックバンド・DISH//のヴォーカル＆ギターとしても活躍中の北村匠海だ。

　過酷な状況下で生きる兄弟の愛の物語を描いた『マーキュリー・ファー』は、イギリスの劇作家フィリップ・リドリーが2005年に書き下ろし、様々な話題作品の演出を手がける白井晃の手によって、日本に初めて届けられた衝撃作。

　高橋一生×瀬戸康史の初演時には、極限状態に置かれた人間の本質や残酷さが、過激な表現や挑発的な台詞によって露になると共に、生きることや愛することを渇望する2人の青年の切なさや美しさも描かれ話題となった。

　劇場をシアタートラムから世田谷パブリックシアターへと移し、満を持して再演される今作。フィリップ・リドリー×白井晃×吉沢亮×北村匠海の豪華な顔ぶれによる新しい化学反応に期待したい。

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【Stage Information】

『マーキュリー・ファー Mercury Fur』

【作】フィリップ・リドリー
【演出】白井晃
【翻訳】小宮山智津子
【出演】吉沢亮　北村匠海 ほか
【日程】2022年1～3 月
【会場】世田谷パブリックシアター　
＊長野（松本）、新潟、兵庫（西宮）、兵庫（神戸）、愛知ほかツアー公演あり

【ストーリー】
ボロボロの部屋にエリオット（吉沢亮）とダレン（北村匠海）の兄弟がやって来る。ふたりは急いでパーティの準備にとりかかる。そこに青 年がひとり偶然顔を出し、「バタフライ」が欲しいので手伝うと言う。しばらくするとローラと呼ばれる美しい人物と、パーティの首謀者らしき男が謎の婦人を 連れてやって来る。彼らの関係は…？　そして彼らの会話の中で語られる、バタフライの秘密とは…？　やがて、きょうのパーティゲストが到着するが、用意し た「パーティプレゼント」に異変が起きて、事態は思わぬ展開に…

【世田谷パブリックシアター】
https://setagaya-pt.jp/news/20210227-92045.html

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